今回の様な技術ネタをとあるプライベートブログで公開してきたが、これからは表のブログにても掲載して行こうと思います。
データ復旧とは少し関係はないがデータ復旧技術者・研究者として普段からハードウェアを触ることは大切な事だと思ってます。
最近のマザーボードには昨今搭載されてきたRAID0、RAID1 に加えRAID5まで組めるオンボードタイプが安価に購入できる時代になりました。そんなオンボードソフトウェアの検証結果について。
はじめに
私の自宅では複数PCが立ち上がっており、そのPCの電気を少しでもこの時勢に貢献できるよう仮想OSを自宅で立てる事に決めたのが発端。
TeraStation × 1
DLNAとか家族のファイルサーバとして利用
LinkStation × 1
メインのTeraStationのバックアップ。その他ダイナミックDNS管理用として
メインPC Windows 7
テレビ録画用PC Windows Vista
試験用サーバCentOS 5.3
VPNルーティング、Apache、MySQL、Samba など
これら常時稼動しているPCをすべてメインPCへ仮想OS化するのが目的です。
RAID5を構築する
今回は自宅のメインPC(自作)にあるASUS 社のP6X58D-Eに搭載されているIntel Rapid Storage Technology の機能を使う。
2TBの格安バルクハードディスクを6台連結してRAID5を構築してみた。
チャンクサイズは 64KBがデフォルトだが、設定時に変更も行える。
Arrayの検証
Crystatl Disk Mark の結果はこちら。
書き込み速度が極端に遅い。
書き込み速度が遅い原因は以下だった。
【ライトバックキャッシュを有効化】する事
(引用:アレイの 1 つまたはすべてのボリュームでライトバック キャッシュを有効にすることにより、RAID または回復ボリュームの読み込み/書き込みのパフォーマンスを向上できます。この機能が有効になっている場合は、データが物理ディスクに書き込まれる前に、データをキャッシュメモリーに一時的に保管できます。複数の I/O 要求をともにグループ化して、パフォーマンスを向上できます。デフォルトでは、ライトバック キャッシュは無効になります。)
ライトバックキャッシュ有効後の数値。書き込み速度が飛躍的に向上した。有効化する事でのデメリットは停電時などでデータを損失する可能性があると言う事。Intel社ではUPSの導入を推奨している。
何とか自宅に10TBのアレイを作り上げた。
後は仮想OSを少し研究していこう思う。