サービスとは思わず、被災地ではボランティアの心を忘れない様にしている。
ハードディスク持ち込んでもらえるから 開梱とかしなくて 診断に手間かからなくて良いね!
なんて思っている方。
違います。
はっきりいって 被災地のデータ復旧は通常の受付業務より過酷で大変です。
下記の様なPCを毎日数十台、僕たちは手を突っ込んでハードディスクを抜き出してます。
泥や砂、そして固形化した塩 がディスクマウンタやPCケースに入り込み、通常の力では開かない事もたびたび。
泥んこ遊びならまだしも、津波の汚泥って臭いんです。
例えば津波の被害にあった塩釜・多賀城などの周辺から持ち込まれるパソコンは油臭い。(石油コンビナートの火災の影響なのかな)
石巻は下水道のアレな臭い;;
被災地に来て覚えた特技は、
「塩釜あたりからお持ち込みですか?」
と聞くと、
「よくわかったね!」
とお客様に笑ってもらえるようになった。泥が油臭いので^^;
また いつも隣で解体している相沢が
「しゃちょ~ この泥 手袋してても 指がピリピリするんですよ~。」
まさか~と思いつつ、5台近くの泥がつまったパソコンからハードディスク抜き出しを二人で黙々やってみた。
確かに、、ピリピリする。。。
何でピリピリするのか考えない様にしてた。怖いんだもん。
爪の間はまっくろ。
先日石巻で津波で被災された病院の先生から一言。
「石巻の汚水処理場が決壊したから、傷口から雑菌入って化膿するから手はまめに洗った方がいいよ。」 と・・。
パソコン解体されている同業のデータ復旧会社様、パソコン修理会社様 必ずディスクを取りだす際は手袋をするようにおススメします!
おススメ手袋は、ラテックス手袋 とかで検索してみてください。
地元データ復旧会社 アドワースワークスさんは現地まで車を使い、ハードディスクを引き取りに行かれてたとの事。
現地の悲惨さを見てからのデータ復旧作業のプレッシャーは極度な物と察しています。
同業として尊敬をさせていただきました!
お互いに被災地の方へ貢献できるよう がんばりましょう!